グレートスピリットからの警告
メアリー・サマーレイン


この本は、5次元文庫から出版された単行本。 この出版社は、かなり怪しげ?な胡散臭いものも多いんだけど、これは、なかなか面白い。
著者のメアリー・サマーレインは、アメリカ先住民の血を引く子孫で、・・とは、言っても、 現代における先住民は、すでに身体的な目の色や髪の色、また生活様式さえ欧米風になってしまってる。

その彼女が、ロッキーの山奥に住むチペワ族のシャーマン、ノーアイズと出会い、その教えを請いインディアンの忘れられた 霊的伝統を復興する使命に覚醒していく・・というような話です。 霊峰ロッキーの小屋で学んだ1年間を小説にしたもの。



まず、驚いたのは、ネイティブアメリカンたち、先住民の自然に対する知恵や知識の豊富さ・・ですね。
本当に、すごい!
そういったものすべてを、白人が上陸して滅亡させてしまったんだなあ。
今では、こういったように、ごく僅かな人に継承された部分だけが残ってるだけなんでしょうね。

師であるノーアイズとメアリーの対話は、まるで、禅問答のようで、 魂の発祥、死後の世界、太霊、大地との交わり、宇宙とのつながり、などに、焦点をあててます。
体を抜け出して、オオタカと共に空を飛ぶ体験なんて・・まるで、禅の体験にもあったような気がする。。。

最後に、メアリーは、「大いなる清めの日」のビジョンを鮮明に見ることになり、 ここでも、大洪水、火山の噴火で、アメリカの地形は、すっかり変わってしまい、(日本は沈没しちゃって、無くなってしまう。) 逃げ惑う人の姿や生き延びるために、略奪する人々のビジョンをみる。

まさに、ホピ族の神話やマヤの神話とも同じですね。(= ̄^ ̄=)

<< 前のページに戻る

inserted by FC2 system