Tiger's Eye(タイガーアイ)
化学式:NaFe(SiO3)2 /硬度 6.5〜7
タイガーズアイは角閃石(かくせんせき)の一種で、リーベック閃石(リーベッカイト)。それが青石綿(クロシドライト)に石英が染み込んで硬化した混合石。青石綿に含まれる鉄分が酸化して独特の色と縞模様を形作っている。
和名:虎目石
角閃石(かくせんせき)グループというのは、非常に多種多様の鉱物からなる石のグループ(実に60種類以上だそうです。) |
そうそう、角閃石っていうのは、遠赤外線が出てるようで、しかも熱を逃がさないって性質から、石鍋にも使われてます。
料理にもなかなか最適なものです。
それで、その一種が、リーベック閃石、そしてそれが繊維状の結晶になったものを、クロシドライト(青石綿)と呼びます。
さらに、そのクロシドライトが、石英質がたっぷりと溶け込んだ水に侵食されると、
繊維状の部分は残したまま、クロシドライト部分が石英に置き換わってしまうことがあります。
これがタイガーアイと呼ばれるものです。タイガーアイと呼ばれるものには、おなじみの茶色の縞シマと青の縞とレッドタイガーアイって呼ばれるものがありますね?
クロシドライトの名残の鉄分が含まれたままで、石英に含まれてる酸素でもって、その鉄分が酸化しちゃったものが、鉄のさび色である、
茶色(褐色)になってます。また、この酸化がそんなに進んでいないものは 本来の鉄色を残して、青いタイガーアイになるわけです。
別名ホークアイ(鷹目石)とも呼ばれていますね。
では、赤いタイガーアイはなんなのか?これは、普通のタイガーアイに熱処理加工を施して赤くしてます。
茶色じみた赤は熱処理ものだし、綺麗な赤は染色加工。 同じくブルーグレーのホークスタイガーアイは天然でしょうが、
綺麗な青だと染色でしょう。普通のタイガーアイも、漂白加工はしてるようですね。(まあ、こんなもんでしょう。)
さて、タイガーアイの、その繊維状の結晶部分に光が当たれば反射します。
これがタイガーアイが猫の目のように光る理由。つまり、結晶内に平行に配列されたインクルージョン(内包物)に
光が当たって反射しているわけですね。 この光の反射特殊効果を シャトヤンシーと言うわけです。 |
そこで、タイガーアイの聖別(浄化)方法ですが・・・ 鉄が入っているので塩と水は避けておいた方が無難。
茶色のものなら酸化はしちゃってるんで、まあ、そんなに気にする必要は無いと思いますが、多少の塩と水でも大丈夫でしょうが。
一番無難なのは、月光聖別か、お香による聖別ですね。
ただし、あんまり、お香でいぶしまくるのは、まずい! 石英とは言え、ほとんどがカルセドニー(水晶になりかけてなりそこねてる石英のこと) クォーツの微粒な粒子が寄り集まった段階で、水晶までは、なれなかったヤツ(クオーツの潜晶質集合体。メノウのこと)なんで、 力尽きてるクォーツ。水晶のような結晶になる前の状態。 この石は多孔質(つまり目に見えないような 小さな穴が一杯開いている状態)の石なので、そこへお香の煙に含まれる 樹脂成分などが染み込んじゃう可能性が あるからです。
さて、タイガーアイの効用についてですが・・タイガーアイといえば「金運アップ」の石と呼ばれてますね。 そこで、色々な海外の文献に書かれてることなどを調みたんですが・・、どうもこの石は「人を豊かにさせる石」 という意味合いが強いようです。
人を豊かにさせる→おカネがざっくざく→金持ちになる→金運アップの石
どうも、こうゆう事になったんじゃないかと思われます。(^_^;)
豊かにするというのは、ただおカネだけでも無いと思うんですが、ある海外サイトでは、意識を変えるときには最良の石と言われます。
つまり、何か意識を変えて、新しい事を試みるとき、その状態をずっと維持してくれる働きがある・・とも言われます。
また、もう一つの意味合いとして、その目の模様から邪気を祓うと言われてきたようです。
目の模様が浮き出る石は、シバ神が額に持つ「第三の目」と同じ力があるとされてきたのです。
特に、タイガーアイの場合は、"目"そのもののの力、つまり洞察力や予知能力を意味します。 それで、第三の目の特徴でもある「邪気を祓う」力により、魔除けになるとも言われます。
物事を先まで見通し、将来降りかかる災厄を予知して逃れ、結果的に豊かになる・・ということかもしれませんね。
豊かになることを目的とするならば、華やかなルチル金針と組み合わせるのが、お勧めです。
ルチル金針って高価な石だけど、色合いもキレイで気分も、まさに満たされた気分になりますよ〜。
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