Labradorite(ラブラドライト)
化学式:(Ca,Na)(Si,Al)4O8 / 硬度6.0〜6.5
ラブラドライトは長石の仲間です。和名:曹灰長石。
「曹」はナトリウム(Na)のことで、「灰」はカルシウム(Ca)。ようするに、ナトリウムとカルシウムが入ってる長石ってことですね。 |
ああ、そういえば・・ラブラドール・リトリバーって犬を御存じですか?
耳が垂れたワンコで、温厚で利口な犬ですよ〜。盲導犬としてもよくみかけますね。ちなみに、このワンコも同じところの出身だそーですよ。
さて、石のラブラドライトはフェルドスパー(長石)の仲間で、斜長石の一種。 |
(銀月が、個人的に好きな石です。)私の友人は、「ああ、あの、こんにゃく色の石ね〜」って言いだし、それ以来、「こんにゃく石」って勝手に呼んでますが・・。
なんと、夢のない表現!・・だけど、たしかに「黒コンニャク」色ともいえますな。。。
この、ラドラドライトと混同しやすい石で、ムーンストーンがあります。
両方とも特殊効果があり、ムーンストーンが光る特殊効果をアデュラレッセンスと言い、ブルームーンストーンと呼ばれる石は、
手に取って、明るい場所に持っていって光を当てると、白または青色の光がきらきらと見えます。
また、ラブラドライトの持っている特殊効果、ラブラドレッセンスは、青、オレンジ、緑、ピンクなど、様々な色合いが見えるはずです。
さらに、メンドーな事に・・「レインボームーンストーン」という石があるんですが、これはムーンストーンではなく、ラブラドライトです。
(紛らわしいったら、ありゃしない!)
ムーンストーンも、長石の仲間だけど、あれは月長石(長石にカリウムがくっついてる。化学組成:KAlSi3O8)で、
ラブラドライトは、曹灰長石(長石にナトリウムとカルシウムがくっついてる)というわけです。
仲間ではあっても、違う鉱物なんで、お間違えなく。
さて、このラブラドライトの特徴である「ラブラドレッセンス」ってのは、どうやって作れてるらんでしょう?
答え→ラブラドライトの層が、幾重にも幾重にも、同じ結晶体が重なり合うことにより出来上がった石だってことなんですね。
それで、あの虹色にきらきら輝く特殊効果が出ているってわけです。
また、層で出来てるって事はですね・・硬度に関係なく、ある一定の方向に割れやすい性質があるって事(劈開性:へきかいせい:)なんで、
強い衝撃を与えないように注意してください。(^_^;)
さあ、それでは・・ここでラブラドライトの効用の話に移りましょう。
まず、直観力を養う石と呼ばれています。1つの方向しか見えなくなっている時に、他の様々な角度から「別の考え方もありますよ〜」と、
示してくれる石です。ラブラドレッセンスの七色の虹の光のごとく、こういう道もありますよ〜、こうゆう可能性もありますよ〜と、示してくれるってわけです。
もうちょっとカッコイイ表現をすれば・・「思い込みや既成概念から抜け出し、心を自由に解放し、多様性や真の自由を啓示してくれる石」でしょうかね。
また、様々な色の輝きを持つラブラドライトは、「月と太陽」を象徴し、陰陽の波動をどちらも併せ持つとも言われてます。
こんな働きから、霊感や予知能力もアップさせると言われ、たとえば・・足もとしか見えなかった人に、5m先、10m先の未来すら見せてくれるようになります。
その結果、あなたの直観力や洞察力が増し、避けるべき危険を避け、選ぶべき道を見出すって事につながってくるんですね。
ラピスラズリと組み合わせれば、危険回避、不運回避の能力がアップするだろうし、
同じ長石仲間である、ムーンストーンと組み合わせれば、恋愛事においては、事前にお二人の間の危機を察知し、問題回避にもつながるでしょう。
また、アズライトやマラカイトなんかと組み合わせれば、人間関係改善にも役立ちます。
先見の明を養う石であり、さらに、宇宙と繋がる石とも言われてますね。
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