Rose quartz(ローズクォーツ)
化学式:SiO2 モース硬度:7、水晶(クォーツ、つまり「石英」)の仲間で、別名:紅水晶(英名はRose quartz)
結構、硬度もあって丈夫な石です。ただ、紫外線に晒しすぎると退色が起こることがあるんで注意してください。 |
ローズクォーツにはいろいろ産地のものがありますが、「マダガスカルローズクォーツ」は数ある産地の中でも
特に不純物が少なく結晶構造が整っていて透明度も高いという印象があるようです。
(その代わりピンク色そのものが他の産地よりやや薄いことが多い)
あまりに結晶構造が整っているので丸玉などでは6条のスターが出るのもあるんだそうです。
普通のローズクォーツは、どっちかというと、「インクルージョンがめちゃめちゃ多し」で、うっすらピンク、
マダガスカルローズクォーツは、インクルージョンが全く無くって透明に近いって感じでしょうか。
ただ、ロシア産は注意が必要みたいです。たまに合成ローズクォーツということもあるようです。
さて、ローズクォーツと言えば「恋愛運」と言われるほどの石で、他の天然石は知らなくても、これだけは知ってる・・って人も多いでしょう。
見てもわかるように、淡いピンクの色合いは、優しい気持ちにさせ人の心を癒す効果があります。
おいおい!色なんか・・とバカにしてはいけませんよ!
色というものは人間の視覚に訴え、また、人間は日々のデータの非常に多くの部分を視覚に頼っているってのも事実ですから。
そして、自分の脳は、その視覚によって常に刺激されるわけです。
アメリカの刑務所の話で、凶悪犯を淡いピンクの部屋に移したら、穏やかな性格に変わってきたって例もあるくらいですから・・色はあなどれません。
そのイメージどおりに、ローズクォーツは、確かに恋愛に効果のある石のようです。
ただし「そのイメージどおりに」という事は、・・淡いピンク→優しい気持ち→心を癒す→相手の心も和ます。
・という意味における恋愛、という事になります。
別れた恋人と、なんとしてでもよりを戻そうとする場合などの恋愛のケースではかなり違うということになります。
その場合は、他のもっと積極性を出す石と組み合わせて使う必要があります。
ただ、ローズクォーツには、自分の魅力を引き出してくれるという働きもあるので、まだ恋人もいない状況の場合などは周囲に自分の魅力を醸し出すようにする・・という点では、十分使える石です。
この
石と相性のいい石として、ロードクロサイト、アメジスト、ラピスラズリなんかが一般的にいい石で、恋愛ブレスとされて市販されている中にも頻繁に見かける組み合わせです。
ただ、恋愛に使う場合は、今どのような状況で、どのような恋愛を望んでいるか・・によって違ってきますからね〜。
何がなんでもベタベタに惚れた関係でいたい場合に、冷静にさせる効果のある「アメジスト」を使ってしまうと逆効果って事もあるので、そういった点は要注意です。
さらにもう一つ大事なことは、恋愛に関わらず、ローズクォーツは愛と癒しを司る石です。
それは、自分自身を愛すること、大切にすること。そして母のような慈愛に満ちた愛で癒すパワーもあります。
つまり、恋愛だけに限らず、自分の過去を癒す働きもあり、親しい人々との人間関係を優しく包み円滑にしていく石にもなります。
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